国際人種差別撤廃デー合同集会
1960年3月21日 南アフリカにおけるアパルトヘイト(法による人種隔離・差別政策(1948年〜))による「パス法」に反対し、シャープビル警察署の前で起こった抗議デモに対し警察が発砲しました。69人の死者、180人以上が負傷する大惨事となりました。1990年代初頭になるまでアパルトヘイトは継続され差別撤廃を求めるリーダーたちが投獄され続けました。
国連は3月21日を「国際人種差別撤廃デー」と定め(1966年)人種差別撤廃のアクションが世界中で行われてきました。
現代日本社会も人種差別が蔓延りその猛威はますます激しくなっています。差別の根を内包する自己、制度、キリスト教に対しても批判的な眼差しをむける必要があります。差別に抗う取り組みの道行は険しいものであるがゆえに、志をもつ仲間とつながり合いたいと思います。人種差別に抗する行動や変化へ一緒に向き直っていこうと願っています。
第一部は早尾貴紀(はやお たかのり)さんを講師にお招きし、パレスティナへの民族浄化攻撃が「宗教的確執」「積年の信条の違いによる衝突」などではなく、人種主義と植民地主義支配であることを深く学ぶ予定です。
第二部はいのちの抗いへの弾圧を受けた人々を追悼する時を持ちます。ぜひ、ご参集ください。
講師紹介
講師紹介 はやお たかのり さん
東北大学文学部卒業/東北大学大学
院経済学研究科博士課程修了、
博士(経済学)ヘブライ大学及び
ハイファ大学客員研究員などを経て
現在、東京経済大学教授。
主な著作
『ユダヤとイスラエルのあいだー民族/国民のアポリア』(青土社2008年、新装版2023年)、『国ってなんだろうーあなたと考えたい「私と国」の関係』、(平凡社 2016年)『希望のディアスポラー移民・難民をめぐる政治史』(春秋社2020年」、『パレスティナ/イスラエル論』(有志舎 2020年)ほか